えち子さんと往く介護みち

同居の義父母とのたわいのない日常を記事にしております

不幸と幸せ

この気持ちを忘れないうちに、書いておこう。

父は最後の入院のとき、看護師さんに、「寂しい」と言ったそうだ。

本当に寂しかったと思うけど、父の側にはいつも兄がいた。施設に入った時も、スタッフの方々が良くして下さり、入院中も父に寄り添った看護をしていただけた。兄も私も常に気にかけてきた。

 

幸せな最期だったのではないだろうか。

パパ、あっちの世界はどんな感じ?そして、今何を感じてる?

 

人生、山あり谷ありっていうけど、登るまで長い割に、あっという間に下るから、不幸があたりまえで、幸せが奇跡なのかもって思ってしまうこともあるけど、上手に幸せ感を見つけられる人もいる。何事にも感謝できる人たち。

 

私はというと、ぼんやりと「ああ、しあわせだな」とつぶやくことが増えた。湯舟につかったときとか、食事が美味しかったときとか。

 

対人恐怖症で、人付き合いが苦手だけど、人とのかかわりで、しあわせと思えるようになりたいな。